【ルワンダ】きっかけは映画。
何かが気になったりハマったりするきっかけって本当に人それぞれ。
人から見たら「え、それで?」ってなってもその人にしたらけっこう人生に関わる出会いだったりするわけで。
まえてぃーがハマるきっかけは、たいがい漫画やゲームとかテレビとか映画とかの娯楽から。
ここルワンダも。
映画。
何気なく深夜にテレビつけてたら突然始まる映画ってあるでしょう。
そこでやってた「ホテル ルワンダ」
たぶん20歳そこそこの時。
人生で1番しんどいバイトして、人生で1番勉強しなかった大学時代の最中だったと思う。
そこで、
ルワンダって国の名前を初めて知った。
戦争以外にこんな一方的な殺しがあるんだって知った。
アフリカって怖いって思った。
支配してた側の先進国ってヒドイと思った。
“報道を見て可哀想とは思ってもまた彼らは普通にディナーを続けるさ”っていう映画の中のセリフにドキリとした。
事実だってことにまさかと思った。
ずっと怖くて何度もチャンネル変えようとしたけど変えるのも怖くて出来なかった(´ー`)
んで、結局最後まで観たんです。
でも友達とかに「昨日こんな映画観てさー」とかは何か分かんないけど言えなかった。
意識高い系観てるね!とか言われたくなかったから?
バリバリの社会派だから誰も興味持たないと思ったから?
今思うのは…
言葉にする勇気がなかっただけだと思います(´ー`)
でも、
心の中から消えることはなくて、
今、
ここルワンダに来れちゃった。
映画のモデルのホテルは今でも泊まれます。
一泊25000円〜💦
泊まるのは…今じゃないだけ…。
映画をざっくり言うと、このホテルのオーナーだった人が虐殺から1200人もの人を救ったって話。
アフリカのシンドラーとも呼ばれている。
が、
ただで助けたわけじゃなく、お金をもらって助けてたってのが現実らしく、ここルワンダでは彼の好感度は決して高くなかった。
実際今も彼はルワンダではなく外国で暮らしているとのこと。
お金をもらって助ける。
お金をもらわずに助ける。
お金を払って助けてもらう。
お金を払えず殺される。
お金と命はどの時代も決して遠くない関係なんだなと思った。
医療保険とかも当たり前のように入るけど、結局はお金に不安があるから入る。
「病気になって医療費が払えなかったら助からない」
からね。
話はそれましたが、虐殺が起こった民族はツチ族とフツ族と言います。
この2つの民族。
決して大きな違いがあるわけじゃないんです。
ルワンダはドイツやベルギーの植民地でした。
支配しやすいようにこの人はツチ、この人はフツって背の高さや顔だちで決めてたそう。
そして一方を優先した。
優先されない方は不満が募る。
それが何年も何年も続いて起こった悲劇…。
アフリカってずっとどっかは内戦してるイメージでした。
それはアフリカの人たちに何かしら譲れないものがあったり、相容れない歴史があるのだと思ってました。
でもこの対立って、
ある意味意図的に作られてますよね。
支配する国によって。
今ではツチとフツはありません。
その言葉を使うこと、お互いがどっちだったかを詮索することはタブーです。
ある意味強制的に“許す”“流す”という努力をしていることで、今ルワンダはとても安全に過ごすことができ、人々も穏やかです。
憎しみは消えることはないと思う。
悲しみも癒えることはないと思う。
恐怖も忘れることはないと思う。
罪悪感も一生続くと思う。
でもそれだけじゃ前に進めない。
前に進むために蓋をする。
より良い未来を作るために蓋をする。
蓋をする勇気。
彼らのその勇気と強さに、
今はただ脱帽(´ー`)