日本もみんな優しいけどここまで外国人にできるのだろうか…(;_;)
この1枚のレシートに勝てる優しさがあるのだろうか。
これまでも大なり小なりいろんなトラブルはあったけど、あまりどの国のどの街でとは言ってこなかった。
もしそれを言ってしまったら、
きっとその国にたいして、
“怖い”、
“危ない”って
先入観を持たせてしまうと思ったから(*´ー`*)
そして、
何よりも出国前、
まえてぃーの耳には世界危険説が数多く流入してきていたので、
こんなことを言って、
「ほーら、やっぱり世界は怖いじゃない」とか、
「これに懲りて大人しく帰ってこい」とか、
「日本が1番、日本が」みたいに、
「世界」に対してや「旅」に対して否定的な意見が聞こえるのが怖かった。
もちろんそんなのは自分次第だけど。
でも!!
今回の件が起こったのは「ポーランド」です!!
なんとものんびりしてそうな名前の持ち主の国、「ポーランド🇵🇱」。
なんでそんなに国名を大々的に言うのかというと( ̄^ ̄)
ポーランドで負った悲しみは、ポーランドが癒してくれるからです(о´∀`о)✨
本当に助けられました!!
一緒に被害にあったドミコは、
自分のことでも大変なのに、
私の分まで警察に状況を説明してくれたり、疲れたろ?って言って夜食を差し入れしてくれた。
そして、
警察へは2回も一緒に来てくれて、
「通訳がいないから対応できない」 って冷たくあしらう警察官たちに食らいついて、英語の通訳を呼んでくれるよう説得してくれた。
本当に私のヒーローだ。
これからも感謝してもしきれないだろう。
見送りまでしてくれたドミコ。
日本に来たら盛大にもてなしたい。
その夜チェックインして来たレイモンドは、
話を聞くなりずっと踊ったり歌ったりして、終始まえてぃーを笑わせてくれた。
お互い言葉は分からないがなぜか終始爆笑。
私はこんなに全力で、なりふり構わず人を励ましたことがあっただろうか。
今はイギリスに住んでいるマットは、この悲しみが癒えるようにと祈ってくれたり、イギリスの魅力や格安の回り方を教えてくれて、ますます旅がしたいと思わせてくれた。
チェックアウトをしたものの、次の日も警察に行かなければならなかったまえてぃー。
でももう宿は満室。
「リビングのソファーでよければ朝まで使っていいよ」と無料で泊まらせてくれた宿のみんな。
確かに「お宅の宿で盗まれたんですけど!」って言ってやりたい気持ちもあったが、とても前向きに居場所をくれたので言わなかった。
でかいソファーで映画見放題🎬
そして朝、ほぼ一睡もしてないまえてぃーに差し出された1枚のレシート。
「君の分払っといたから一緒に食べよう」
大学生のマルコが宿の朝食バイキングをご馳走してくれた。
新鮮な野菜にフルーツにサンドイッチに紅茶。
たくさん話してたくさん食べた。
そして、自分は学校があるからと先に出て行った。
果たして自分が大学生の時にこんな優しさを発揮できただろうか。。。
暖かさで涙が出そうだった。
気分は『千と千尋』の千尋がハクからもらったおにぎり食べるシーン。
そして警察の事情聴取。
息を切らして走ってきてくれたユースケサンタマリアに似た通訳さん。
『お待たせしてごめんなさい。ポリスレポートを完成させましょう』
と言って、部屋に案内してくれた。
どうやらドミコが受付に頼み込んで呼んだ英語の通訳さん。
今日休みだったのに呼ばれて来てくれた。
聞き取りの刑事さんは保健室の先生みたいな優しい女の人だった。
まえてぃーのカタコト英語もニコニコしてくれて、1時間もしないうちにレポートを完成してくれた。
ユースケサンタマリア通訳と保健室の先生。
そして何だかんだ終わった後、「良かったなお前!」、みたいに絡んでくる警官たち。
まえてぃーはほぼ何もしていない…。
みんなが転がしてくれた。
ここに出てきた外国人の人たちは、全員がポーランド人です。
多国籍の人が集まるゲストハウスで、たまたまかも知れないし、運命かもしれない。
日本と同じ。
「日本ってこうなんでしょ?」とか言われたら腹立つのは、その面だけじゃないのを知ってるからで、1つ1つの外国も、いろんな側面を持っている。
国が人を決めるんじゃない。
人が国を決めるのでもない。
実際この3日で、
トラブルは1度だけど、
もらった優しさはその数倍。
そして日本からも、
暖かい励ましのコメントやメッセージをくれたり、
私の分まで怒ってくれたり、
笑かしてくれたり、
次に進む原動力をたくさんもらえました。
本当にありがとうございます。
きっとこれは序章で、まだまだ何か起こる予感しかしないけれど、
けっこう今、元気です。
なぜかって!?
みなさんからの「優しさバファリン」が効いてるみたいです。
この世界にはバファリンが溢れている。