【ベトナム】絶景ハロン湾を見に行くにはあまりにも試練が多くて心が折れそうになった道中の出来事。
これもまた日本にいた時。
と言っても随分前でたぶん大学生の頃かなー。
“ハロン湾に行ってみたい”
大きな湾(海)に大小2000以上の岩があちこちにそびえ立っててまさに水墨画の世界に浸れるとのこと。
そして水の色がキレイな翡翠色(緑)らしい。
構想10年。
その間に色んな場所に浮気をしてしまい中々来れなかったこのハロン湾。
“待たせてゴメンよー”
(待ってないのは分かってる)
に、しても舐めていた。
ベトナムという国を舐めていた。
いや、別にバカにしてたというわけではない( ̄^ ̄)
何がかというと。。。
規模です٩( 'ω' )و!!
国土です٩( 'ω' )و!!!
つまり長さです٩( 'ω' )و!!!!
私がいたムイネーからハロン湾があるハノイ(ややこしいなぁもう)までは聞くとバスで48時間!!
え、まる2日Σ(・□・;)??
そんなに長かったんやー!!って自分の地理的感覚の弱さに絶望。
ほら、まえてぃー世界史の先生じゃん。
地理ってノー知識です。仕方ない、うん。
でもご安心ください。
確かに時間はかかる。
が、そのお値段!
“3000円”。
日本では平日でも京都⇔東京(約6時間)で3000円はするよ。
それを48時間3000円。
やっぱスゴイ、アジア。
それに加えてもう一つすごいのが!!
“寝られる”
正式には寝続けられるという点。
どういうことかというと、座席が一人ひとり独立していてベッド状態になっているのだ!!
写真では分かりづらいですががこんな感じ。
ので足は伸ばせるし思った以上に快適✨
しかもWi-Fi付き(まぁ気持ち程度)。
お水ももらえたりするので良かったです。
日本でもこんなのが格安で増えたらどこへでも行けるのに。。。と思いながら出発しました。
時刻は昼の12:00。
着くのは明後日の昼の12:00。
幸いじっとしたり乗り物に乗るのは嫌いじゃない。
むしろ好き(о´∀`о)♡
音楽聞いたり保存した動画を見たりして特に苦痛は無かった。
4時間に1回くらいはちゃんと休憩もあってトイレにも行けるしご飯も食べられる。
面倒なのは。。。
“乗り換え”
そう。
まえてぃーは48時間同じバスに乗りっぱなしと思っていたのだがそうではなかった!!
道が同じバスと合体したり、メンテナンスの関係で乗り換えたりそりゃ荷物ごと大移動ですよ。
その度に忘れ物はないか~とか心配もするし。
次の日の昼の12時頃。
出発からちょうど24時間だ。
比較的大きな町“フエ”に着いた。
ここが目的地の観光客も多く降りる人が続出。
すると係りの人が「全員降りろー」って。
あぁここでも乗り換えか、と思い説明を頑張って聞いていると。。。
“次回の集合は夕方の5時30分だ”
ん??
まだ12時ですけど。
5時間も待つの??と聞くと“それが何か?”みたいな顔された。
しばらくして集合場所はココではないどこからしく、ここで待つ人は時間になるとシャトルバスで移動してくれるらしい。
が、5時間も待つのはもったいなく、せっかくのフエの町も散策したいと話すとバイクを紹介してくれた。
どうやらこのバイクでその集合場所まで行き、そこに荷物を置いて散策をする、という流れとまえてぃーは捉えた。
けっこう強引にまえてぃーの荷物を奪いバイクのおっちゃんがさっさと後ろに乗れと言うので、まぁ係りの人が言った人だし安心かと思いおっちゃんの背中に乗る。
道中“おしっかりお金はいる?”って聞くと“お前次第だ”というので、あぁチップ的な感じかと思ったこれが悲劇の始まり。
走ること10分。
集合場所の手前で止まり、一言。
“集合場所はあそこだ、30万ドン(1500円くらい)だ”
ん??
なんですと??
なんでお金がいるわけ??
しかも30万ドン??
いやいやそれは無いわ、無理無理と話すとおじさん激怒。
とにかく怒っている。
いや、キレている。
つたない英語でまえてぃー応戦。
タクシーやバスでもそんなお金はかからないし、バイクならもっと安いはずだ!!
が、
とにかく怒っている。
キレているPart2。
完全にやられた。。
もう元からぼったくりだったんだ!!
って今なら分かるけど悔しい!!
ので、応戦。
じゃあ、百歩譲ってお金払うから、あそこ(手前で降りた集合場所)が私のバスの集合場所で合ってるか確認させて!
さらに怒るおっちゃん。
まえてぃーの荷物を奪い返そうとしない。
「あ、絶対ニセモノの集合場所やん」とまえてぃーもキレそう。
ここはまず荷物を手元に取り戻そうということで“分かった、お金は払う”と一言いうとさっと荷物を返した。
そして振り出しに戻る
30万ドン。
高い。無理。
「じゃあさっきの場所に戻れ。往復で料金着くけどな。」
意味ない交渉。
正直疲れたのとやっぱり怖かったのもあり10万ドン(500円)しかないアピール。
何度かやり取りをし、まえてぃーの10万ドンを取り上げるようにポケットに入れ颯爽とバイクで去っていった。
・・・。
なんだろう。
この切なさ。
“悲しい”
経験が無いわけじゃないけど、やっぱり慣れるものじゃありません(−_−;)
“それが旅の醍醐味じゃん”
とか言う人もいますがやっぱりイヤなものはイヤ!!なんです笑!!
意気消沈しながら恐る恐る集合場所と言われた場所に向かい聞いてみた。
「ハノイまでのバスはココで合ってますか??」
受付のお姉さんが一言。
“もちろん”
助かったーーーーーー!!
これまでニセモノやったらもうまえてぃー立ち直れない。
ちょっとメンタル回復。
が、残念ながらフエの町を意気揚々と散策する気にはなれず隣の31アイスクリームで5時間過ごした。
美味しいアイスとWi-Fiと無料の水にこんなに愛を感じたことがあったあろうか。
本当、ありがとうございます。
そして5時になり30分遅れほどでバスに乗ることが出来ました。
もう乗り換えは無いらしい。
これで明日の昼にはハノイに着くー!!と安堵。
バスでは久々に英語の勉強までしちゃいましたよ。
そして夜が明け・・・
まだ暗い朝の5:00。
“ハノイに着いたぞー、降りろー”とのこと。
え??
まだ5時じゃん。
早すぎない??
ドライバーに何度も確認しGPSのMAPでも確認するとここは間違いなくハノイだった。
早いにしても早すぎるやろー!!
まだほぼ夜やん。
しかもここ何?
道路しかないやん。国道?県道?どっちでもいいわい、どこここー??
となっていたのはまえてぃーだけではない。
一緒に乗っていた欧米人たちもそんな感じだ。
そしてこれからどうするのかというと。
出た!
バイタクシー集団&タクシー集団だ!!
近くに駅もなければカフェ的なものもない。
きっと昼になっても何もないであろうここから脱出するにはバイクかタクシーのどちらかに乗るしかない。
ってかバイクは絶対イヤなので消去法でタクシー。
欧米の人って決めるの早いよね。
すぐ乗ってくもん。
まえてぃーも近づいてきたドライバーにゲストハウスの住所を伝え「ドゥーユーハブメーター??」とメーターがあるかを確認。
「もちろん」というのでタクシーまで行きメーターがちゃんとあるかを確認し乗り込んだ。
およそ20分くらいだっただろうか。
無事にゲストハウスまで到着。
“着いたぞ、600000ドンだ”
日本円で3000円?
やっぱ高くない??
(市内とかなら基本1000円もしない!)
と、言うもののメーター通りだの一点張り。
ま、まさかメーターが早く上がるとかなのか??
何度かやりあったが埒があかず、おまけに荷物はトランクの中。
もう人質だ(−_−;)
しっぶしぶその金額を払いタクシーを後にした。
すると隣に止まっていたタクシーで欧米人4・5人が揉めている。
あ、仲間だ(−_−;)
と思った。
あとあと考えたらベトナムの通貨は位が多い。
10000ドンが50円くらいの計算。
ので、タクシーなどのメーターでは「0」がいくつか切り離されることがあるそう。
つまり!
今回の場合、600000メーターは現地では60000メーターと読む。
つまり300円で良かったー。゚(゚´ω`゚)゚。
一けた多い値段を持ってかれたんかーい!!10倍よ10倍。
あかん。
さすがに2連続はココロも折れる( ;∀;)
泣きそうになる心、どなたか助けてください。。。と願わずにはいられなかった。
おまけにゲストハウスに着いたけど朝早すぎてチェックインできず散歩。
何事もなく着いてたら「うわーハノイだー(((o(*゚▽゚*)o)))」とかキラキラ✨した目で見てたんだろうな。。。
さて、どうしたものかと思いながらフォーを食べました。