【カンボジア】10年という時間。
待っててね遺跡たち٩( 'ω' )و
この10年、まえてぃーも自分の人生をいろいろ頑張ったんだよ。
たくさん笑ったし、たくさん泣いたし、車にもひかれたし、胃潰瘍にもなったけど、その分たくさんの歴史と人と出会うことができた。
経験もたくさんした。
“先生”って呼ばれることもあったし、“ノリで世界救いそうやな”とも言われた。
周りは結婚して家庭持ったりもしてるけど、私は私のワクワクにしたがって生きてたら戻って来ちまったよ。
アンコールの遺跡たちがいるところだ。
早速次の日の早朝からアンコール遺跡群に向かうことにしました。
ん?なんで早朝って?
朝日でしょーが朝日!!
アンコールワットーのドーンとした3本(5本柱)の上から朝日がズーンって昇るんですよ!!
朝日 at10年前。
ねー、なんか幻想的でしょう??
この朝日を見たくて、いや拝みたくて中国周遊以来の早起きに挑戦。
時刻は4:30!!
思ったより早ーい∑(゚Д゚)💦
はい、アンコール遺跡群に入場するにはチケットが必要、少し離れた所にあるんです。
そしてそこがスッゴイ並ぶとのこと。
10年前は事前に取ってたから自分で購入するのは初めての経験です。
朝日が昇るのは6:20頃。
うん、大丈夫でしょう。
チケット売り場に到着するとすでにもう長蛇の列が!!
ちゃっかり値段も上がっています。
きっと観光客が多いからかな。
そう、この遺跡群は現地の人が入場するのは“無料”なんです。
なんか「国民の憩いの場」って感じで良いですよねー╰(*´︶`*)╯
賛否両論ありますが、私は好きです、この考え方。
チケットには3種類あって、1日券(37ドル)、3日券(62ドル)、7日券(72ドル)となってまして、行けば行くほど“お得”になっております٩( 'ω' )و✨
まえてぃーは迷わず3日券を購入。
きっと3日は通う。
規模もデカいし、ずっと見てたい、話したい。
アンコールワットは今日も堂々としているかい?
アンコールトムは今日も笑ってるかい?
タプロムの木々は今日も生え続けているかい?
もう会いたくてたまらない(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)!!
そして、
到着!!
おー朝日は雲で見れず。。。
10年越しの再会とはいかなかったかー。
が、そんなことで怒ったりしません。
まえてぃーは自然には生かされてる側の者です。
正面から“久しぶり(*゚▽゚)ノ”って挨拶し、しばらく端の方で余韻に浸る。
なんかガイドブックで真正面から見てたのが360度VRで見てるって感じでしょうか…。
とにかく幻想的すぎて現実味がないんですよ笑
今回はドキドキが止まらないので、じっくりよりかはドバっと特に会いたい場所に猛進!!
そう、中央の一番高い塔の部分だ。
回廊をめぐり中央の塔の部分へ。
あそこ、登れるんですよ!!
石の階段があってそこから登るんですけど、なんてったって800年近く経ってるから石もすれて滑りやすいの本当。
横にぶら下がってるロープだけが頼りで、スニーカーじゃないとキツかったなーって思い出を掘り起こし進んでいく10年後のまえてぃーはサンダル笑。
到着!!
と同時に衝撃∑(゚Д゚)!!
登れへんやんけーΣ(゚д゚lll)💦
なんで??
10年前はどっからでも登れたよ!!
アワアワしていると一つの方向へ向かうツーリストたち。
どうやらとある部分に立派な階段が設置され、そこからのみ登ることが可能とのこと。
それが、
コチラ!!
あの石階段の部分にプレハブの木製階段。
長蛇すぎるΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
頂上はあまり広くないので一度に登れる人数も決まってるとのこと。
ので、この列で30分待ちくらいですって。
10年。
10年。
高校サポート校で「倫理」を担当していた時に「日本人のものの考え方」という単元があります。
そこで、“諸行無常”ということを伝えていました。
「この世に存在あるものは一瞬とて同じものはない。変わらないものなんてない。人も街も時代も。」
生まれる命があれば消えていく命もある。
久々に地元に帰ったら、変わってる景色がある。
あんなに大きな父親の背中が、急に小さくなったように感じたり、あんなに夢中だった泥遊びを今では全くしなくなった。
“全ては移り変わる”
そしてそこに儚さを感じ、美しさを感じる日本人。
四季の移り変わりなんてまさしくそうですよね。
そして、この遺跡たちも。。。
諸行無常…頭の中でこだましました。
聞くところによると『時間』による劣化と『観光客』が増えたことによる劣化と安全確保のための対策だとのこと。
だからこそ!!
まえてぃーは登らなかった。
まえてぃー登ったことある。
まえてぃーが登らないことで今後誰かが1人でも多く、そして長く登ってあの感動を感じることができるのなら登らなくて良いやと思い、下からずっと見上げてました。
偉大というか荘厳というか…。
ステキでした。
ちなみに10年前は…
こう笑。
そして、アンコールワット周辺の遺跡たちにも挨拶へ。
ここでもやはり月日を感じずにはいられない光景がありました。
10年前。
10年後。
10年前。
10年後。
今。
今。
柵だらけだ…。
崩れたりしたりしたら危険だし、遺跡をありのまま残したいって保護の観点からもこのような形に変化していました。
もうあのドアの奥へは行けないのか。
もう自分の手で木々を抱きしめることはできないのか。
少しの寂しさもありますが、逆に!!
昔行っといてよかったーー\٩( 'ω' )و //
っと思ったまえてぃー。
どうもすみません。
そして最後にはもっとサプライズが!!
朝日を見たんだから夕日も見たい!!
10年前、プノンバケンという場所から見た夕日を見にいきました。
プノンバケンは遺跡たちの仲間で山の上にあります。
山をざっくり切り開いて出来た傾斜のキツイ土の階段を登って頂上まで行ったのですが…。
道になっとるー!!
とても緩やかな山道。
とてもしんどくない山道。
なんてったって!!
象も登れる∑(゚Д゚)!!
いやー整備されるもんですなぁ💦
時間はかかるけど緩やかだし、これなら子どもやお年寄りも登れるもんね。
と、歩いていたら…!!
これ絶対そうーーΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
まえてぃーが10年前に登った階段!!
うっすらと段々になってるの分かります??
ここを両手使ってハァハァ言いながら登ったんですよ。
今はもう芝に囲まれてなんかもう…時の変化をこんな具体的に示してもらえるなんてまえてぃー幸せだわよ。
ある意味まえてぃーにとったらここも立派な“遺跡仲間”さ。
そして頂上に着きました。
こんな山の上にこんな立派な建物。
遺跡の上まではちゃんと階段できてました。
あとは待つのみ。
上から見るアンコールワットもどんだけ緑の中にあんねん!っていうのが分かって良いですね。
そして、、、
残念!!
朝日と同じく夕日も見れず。
あちゃー🤷♀️ですが、「お前もう前に見たから良いやろ」って言われたことにしようと思います。
今回は10年という時の流れによる「変化」について考えてみました。
それを進歩ととらえるか、後退ととらえるかは自由だと思います。
でも、この10年でまえてぃーもきっと変わった。
良くも悪くも変わってきたはず。
歴史たちだけに変わるなっていうの、変ですよね。
たとえそれが人の手によるものだとしても。
何百年も時を超えて存在している物言わぬ遺跡たち。
それから見たらたった数十年しか存在できない人間なんて“ちっぽけ”かもしれない。
でも、そんな“ちっぽけ”な人間たちが、この偉大な遺跡たちを築き上げた事実は、きっとどんなに時が経っても変わらない。
過去のちっぽけな人間たちが築いた偉大な遺跡たちを、その空気感と共にぜひ会いに来てください。
そしてこれは、必ずしも『永遠』ではないから。
『今』を見つめ受け入れる。
そして『未来』のために何ができるか、何を伝えられるかを考えた10年後の今日でした。
が、『今』を観れるのは今だけですよ!!
『明日』にはまた表情を変えるんですから( ̄  ̄)
“諸行無常”。
仏教用語ですが万物に共通する考え方。
ぜひここカンボジアで、悠久の遺跡たちと会ってみませんか??