軍事境界線(JSA)への道①
軍事境界線って聞いたことありますか?
英語でJoint Security Area (JSA)と言い、1953年、朝鮮戦争の休戦条約に基づいて、朝鮮半島を「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)🇰🇵」と「大韓民国(韓国)🇰🇷」の地域に分割させる線のことなんですが、日本では38度線って聞いたかもしれません。
38度線からちょっとズレたりもすることから軍事境界線(朝鮮半島)って呼ばれるんです。
そしてこの線、あくまでも「国境」じゃなくて、「境界線」。
まえてぃーは子どもの頃、北朝鮮と韓国は全く違う国って思ってました( ̄^ ̄)
でも先生になって、自分が勉強していくうちに、『同じ国』ってことが分かったんです_φ(・_・
同じ国の中を分けてるから「国境」じゃなくて、「境界線」って言葉を使うんですね。
そう、同じ国同士で戦争が起こり、50年以上の休戦状態…。
そこにはとても悲しい歴史があり、日本も決して、無関係じゃなかったってことを知りました。
韓流ブームとかからも分かるように、日本でも韓国人アーティストは人気ですよね。
まえてぃーも好きなアーティストとかいますが、この国は今も戦争中なんです。
だから韓国では徴兵制があるのですね。
どうして人気絶頂のアーティストや、トップリーグで活躍するスポーツ選手が徴兵にいくのかっていうのが、まえてぃーは不思議でたまりませんでした。
日本では何かとニュースでよく見る北朝鮮。
文化や政治でいろんな関わりのある韓国。
日本とはどんな関わりがあったのか。
教科書の知識だけではなく、ニュースになることだけでもなく、自分の目で見て感じたいと思う衝動は抑えられず、行く方法を探してみました。
すると、個人では行くことができないのですが、現地では境界線を見に行くツアーがあるらしい!!
日本語ガイドさんもいるってことで心強い(*⁰▿⁰*)!!
まえてぃー即決。
でもこのツアーに参加するには、色んな約束がありましたΣ(-᷅_-᷄๑)
◇服装は派手なものやサンダル、短パン、ダメージジーンズは不可。
◇決められた場所でしか撮影はしてはいけない。
◇北朝鮮側の人間に手を振るなどの行為はしてはいけない(まえてぃーは韓国側から入る)
◇何か起こったら中止になる可能性があるし、責任はとれないetc...
ざっとこんな感じですが、これだけで緊張感ありますよね…。
そしていよいよ当日!
何も起こりませんように…。
無事に帰れますように…。と願いを込めて出発!!
集合場所に着くと、パスポートを見せる受け付けがあります。
出身国によっては参加ができなかったり、なんと韓国国籍の人は参加ができないんです( ̄^ ̄)
受け付けの様子📝
受け付けを済ませ、決められたバスの決められた席に座ると、座席の後ろから欧米人チーム(英語ガイド)、中国人チーム(中国語ガイド)、日本人チーム(日本語ガイド)の順にグループに分けられて座りました。
まえてぃーまさかの1番前!!
全部で30人くらいでしょうか…。
いろんな言語が飛び交うバスはそれだけでワクワク。
日本人チームは個人での参加がまえてぃー含め3人と、台湾に留学している2人組の大学生、そして親子で参加している2人組の計7人チームです。
ガイドさんは日本語の上手な韓国の方です。
このドキドキは何なのか!!?
期待と不安が入り混じるってこんな感じなんですね(*´-`)
不安な気持ちは持ちながらも、まえてぃーは行ってこようと思います!
いざ出発🚌!!
つづく。